ロケットラボは日本時間2024年1月31日、民間宇宙企業NorthStarとSpireが共同開発した小型衛星4機を搭載した「エレクトロン」ロケットの打ち上げミッション「Four Of A Kind」に成功しました。

【▲ ニュージーランドにあるロケットラボの発射場から打ち上げられたエレクトロンロケット(Credit: Rocket Lab)】
【▲ ニュージーランドにあるロケットラボの発射場から打ち上げられたエレクトロンロケット(Credit: Rocket Lab)】

4機の衛星を搭載したエレクトロンは日本時間2024年1月31日15時34分(現地時間同日19時34分)、ニュージーランドのマヒア半島にあるロケットラボの発射場から打ち上げられました。衛星は発射から1時間17分後にロケットから分離され、軌道への投入に成功しました。ロケットラボによると、衛星は高度530km・軌道傾斜角97度の軌道で運用されるということです。

エレクトロンの第1段機体は打ち上げから約17分後にパラシュートを開いて太平洋へ着水し、海上から回収されました。ロケットラボは将来的にエレクトロン第1段の再利用を計画しており、回収された第1段機体は同社の工場へ運ばれて再利用に向けた検討が進められる見通しです。

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【▲ 打ち上げ後に太平洋へ着水したエレクトロンの第1段機体(Credit: Rocket Lab)】
【▲ 打ち上げ後に太平洋へ着水したエレクトロンの第1段機体(Credit: Rocket Lab)】

今回の打ち上げミッションではカナダの民間宇宙企業NorthStarの衛星4機が打ち上げられました。衛星の製造は民間宇宙企業Spireが担当し、ロケットへの搭載と軌道上での放出を担う放出機構は民間宇宙企業Exolaunchが担当しました。海外メディアのSpaceNewsは衛星の詳細について、地球低軌道の最小5cmの物体と静止軌道の40cmの物体を追跡するセンサーが内蔵された16Uサイズの超小型衛星(キューブサット)だと伝えています。

【▲ エレクトロンに搭載された4機の衛星はExolaunchの放出機構に格納されて打ち上げられた(Credit: Rocket Lab)】
【▲ エレクトロンに搭載された4機の衛星はExolaunchの放出機構に格納されて打ち上げられた(Credit: Rocket Lab)】

ロケットラボによると、搭載された衛星は地球軌道上にある人工衛星やスペースデブリ(宇宙ゴミ)などの宇宙物体を監視する宇宙状況把握(Space Situational Awarenss: SSA)を主な目的としています。 またNorthStarによると、この衛星はスペースデブリの観測や検出だけでなく、他の衛星との接近予測を行い、衝突の可能性がある場合には回避するための情報を提供するということです。

 

Source

  • Rocket Lab - Four of A Kind
  • Rocket Lab - Rocket Lab Successfully Launches First Electron Mission of Busy 2024 Launch Schedule
  • NorthStar - The dawn of a new age in Space Situational Awareness
  • Spire - Spire Global to Launch the First Commercial Space Situational Awareness Satellite Constellation for NorthStar Earth & Space
  • Exolaunch - Exolaunch Will Deploy Four Spire-Built Satellites for NorthStar via Rocket Lab’s Electron
  • SpaceNews - Electron launches NorthStar satellites in latest recovery test

文/出口隼詩 編集/sorae編集部

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