【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)
(引用元:sorae 宇宙へのポータルサイト)
こちらは、ハッブル宇宙望遠鏡および地上の望遠鏡による掃天観測プロジェクト「スローンデジタルスカイサーベイ(SDSS)」の観測データをもとに作成された相互作用銀河「Arp 195」です。
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相互作用銀河とは、互いに重力の影響を及ぼし合う複数の銀河のことです。その中には、銀河の重力による潮汐力で長い尾を引いたような形状や、笑顔や鳥のようにも見える不思議な姿を持つものもあります。
Arp 195の場合、向かって左側には元の姿を比較的保っているように見える銀河があり、下に長く腕を伸ばした右側の銀河を吸い込もうとしているような、独特で複雑な姿をしています。
欧州宇宙機関(ESA)によると、Arp 195では2つではなく3つの銀河が相互作用しているようです。これらの銀河にも多数の惑星が存在すると考えられますが、その地上から見上げた夜空には一体どのような光景が広がっているのでしょうか…。
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編集/sorae編集部