スペースX社(Space Exploration Technologies Corporation)のドラゴン補給船運用2号機はアメリカ東部夏時間3月26日12時34分(日本時間3月27日1時34分)、カリフォルニア沖の太平洋に無事着水した。

ドラゴン補給船運用2号機はアメリカ東部夏時間3月26日4時5分(日本時間17時5分)にロボットアームによって、国際宇宙ステーション(ISS)との結合を解除し、3月26日6時56分(日本時間19時56分)に放出された。

放出されたドラゴン補給船運用2号機は離脱するための軌道制御を行い、その後、大気圏再突入するための軌道離脱噴射し、アメリカ東部夏時間3月26日12時34分(日本時間3月27日1時34分)にカリフォルニア沖の太平洋に無事着水した。チームは救助ボードですぐにドラゴン補給船運用2号機を発見し、機体の状態などを確認した。

ドラゴン補給船運用2号機にはISSで生み出された科学試料などの成果物が1210kg搭載されているが、回収された貨物に関しては、アメリカ航空宇宙局(NASA)に届けられる予定となっている。

今回のドラゴン補給船運用2号機は、NASAとドラゴンを開発したスペースX社とが交わした、ISSへの補給契約に基づく2回目のミッションとして実施された。3月1日にケープ・カナベラル空軍基地から打ち上げられ、太陽電池パドルがすぐに開かない問題も発生したが、3月3日に無事ISSへ到着した。また、もともと3月25日に帰還する予定だったが、着水する太平洋上空の天候が芳しくないことから、1日延期された。

 

■NASA - Living and Working
http://www.nasa.gov/mission_pages/station/living/index.html