JAXA大西宇宙飛行士がISS船長に就任 日本人宇宙飛行士では3人目

ISS=国際宇宙ステーションでは日本時間2025年4月19日、ISSの船長(コマンダー)を交代するセレモニーが行われ、JAXA=宇宙航空研究開発機構の大西卓哉宇宙飛行士がISS船長に就任しました。

日本人宇宙飛行士のISS船長就任は3人目

日本時間2025年4月19日のセレモニーにて、ISS船長を象徴する鍵をRoscosmosのAlexey Ovchinin宇宙飛行士から手渡されるJAXAの大西卓哉宇宙飛行士(手前右)(Credit: NASA)
【▲ 日本時間2025年4月19日のセレモニーにて、ISS船長を象徴する鍵をRoscosmosのAlexey Ovchinin宇宙飛行士から手渡されるJAXAの大西卓哉宇宙飛行士(手前右)(Credit: NASA)】

ISS船長は任務の遂行や宇宙飛行士の安全管理を指揮する役割を担い、滞在中の宇宙飛行士から1名が就任します。19日には第72次長期滞在の船長を務めたRoscosmos(ロスコスモス)のAlexey Ovchinin(アレクセイ・オブチニン)宇宙飛行士から、第73次長期滞在で船長を務める大西宇宙飛行士へと、ISS船長の座を象徴する“鍵”が手渡されました。

大西宇宙飛行士はNASA=アメリカ航空宇宙局の有人宇宙飛行ミッション「Crew-10(クルー10)」の一員として、他の3名の宇宙飛行士とともにアメリカ企業SpaceX(スペースX)の「Crew Dragon(クルードラゴン)」宇宙船に搭乗して日本時間2025年3月15日に地球を出発。日本時間同年3月16日にISSへ到着し、長期滞在を始めていました。

日本人宇宙飛行士がISS船長を務めるのは、2014年の若田光一宇宙飛行士と2021年の星出彰彦宇宙飛行士に続いて3人目となります。

 

文・編集/sorae編集部

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参考文献・出典

  • NASA - International Space Station