
日本企業の株式会社QPS研究所は2025年3月16日、同社の小型SAR(合成開口レーダー)衛星「QPS-SAR 9号機」、愛称「スサノオ-I」のアンテナ展開に成功したことを発表しました。
収納型アンテナの展開に成功 今後は初画像取得を目指す
スサノオ-Iはアメリカ企業Rocket Lab(ロケットラボ)の「Electron(エレクトロン)」ロケットで日本時間2025年3月15日9時00分に打ち上げられ、地球周回軌道に投入されたばかりの衛星です。QPS研究所の衛星で打ち上げに成功したのはスサノオ-Iが7機目となります。
QPS研究所によると、同社は日本時間同日9時55分の衛星分離から約90分後にスサノオ-Iとの初交信に成功。その翌日となる日本時間2025年3月16日朝には収納型アンテナの展開を実施し、衛星から送られてきた情報や画像を総合的に検討した結果、アンテナが無事に展開されたことを確認したということです。同社はスサノオ-Iの調整を継続し、初画像の取得を目指すとしています。
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文・編集/sorae編集部
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- ロケットラボ、QPS研究所の小型SAR衛星「スサノオ-I」を打ち上げ(2025年3月15日)
参考文献・出典
- QPS研究所 - QPS-SAR9号機「スサノオ-Ⅰ」のアンテナ展開成功のお知らせ
- QPS研究所 - 2025年3月15日(日本時間)にQPS-SAR9号機「スサノオ-Ⅰ」が打上げられ、初交信に成功しました