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【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)

(引用元:NASA)

こちらは、太陽と連星系「WR 140(ウォルフ・ライエ140)」を構成する2つの恒星の大きさを比較した想像図です。WR 140は、はくちょう座の方向約5000〜5600光年先に位置しており、左側のウォルフ・ライエ星(太陽質量の約10倍)と右側のO型星(太陽質量の約30倍)が約8年周期で互いを公転し合っています。画像左上の太陽と比べると、その巨大さが一目瞭然です。

太陽と連星系「WR 140」を構成する2つの恒星の想像図(Credit: NASA/JPL-Caltech)
【▲ 太陽と連星系「WR 140」を構成する2つの恒星の想像図(Credit: NASA/JPL-Caltech)】

【関連リンク】今日の宇宙画像:NASAや各国宇宙機関が公開した魅力的な画像を毎日紹介

O型星とウォルフ・ライエ星

O型星とは、宇宙で最も大きく明るい恒星の一種ですが、燃料を急速に消費するため、私たちの太陽が約100億年生きるのに対し、その寿命はわずか約1000万年以下と非常に短命な恒星として知られています。

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そしてウォルフ・ライエ星は、かつてO型星だった恒星が進化した姿であり、恒星としての生涯の終わりに近づいている段階にあります。ウォルフ・ライエ星は恒星風として大量の質量を宇宙空間に放出しており、高温の内層がむき出しの状態です。太陽の表面温度の約6000度に対し、WR 140のウォルフ・ライエ星は6万度以上。いっぽう、連星の相手であるO型星の表面温度は約3万5000度とされています。どちらも太陽を大幅に上回る灼熱の世界であると考えられています。

ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)の中間赤外線観測装置「MIRI」で2023年9月に観測された「Wolf-Rayet 140(ウォルフ・ライエ140)」(Credit: Image: NASA, ESA, CSA, STScI; Science: Emma Lieb (University of Denver), Ryan Lau (NSF's NOIRLab), Jennifer Hoffman (University of Denver))
【▲ ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)の中間赤外線観測装置「MIRI」で2023年9月に観測された「Wolf-Rayet 140(ウォルフ・ライエ140)」(Credit: Image: NASA, ESA, CSA, STScI; Science: Emma Lieb (University of Denver), Ryan Lau (NSF's NOIRLab), Jennifer Hoffman (University of Denver))】

上の画像は、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の観測したWR 140です。2つの恒星から放出された恒星風が衝突することで、塵のリングが約8年ごとに形成されており、光速の約1%という猛烈なスピードで拡大していることが明らかになりました。

 

編集/sorae編集部

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参考文献・出典

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