
(引用元:NASA)
こちらは、地球から約90光年先に位置する太陽系外惑星「TOI-1231 b」の想像図です。NASAの系外惑星探査衛星「TESS(テス)」の観測データにもとづき、2021年に国際研究チームによって発見が報告され、同年6月3日にはNASAの太陽系外惑星アーカイブに登録されました。
※本記事は、NASAが2021年に公開した画像記事やニュースリリースの内容に、2025年現在の情報を加えて再構成したものです。
- Image Credit: NASA/JPL-Caltech
- NASA - In Orbit Around a Red Dwarf Star

TOI-1231 bの半径は地球の約3.6倍と考えられており、見た目は海王星に似たガス惑星(サブネプチューン)とみられています。公転周期(“1年”)は約24日。主星が太陽よりも小さく冷たい赤色矮星であるため、惑星は恒星に比較的近い軌道を回りながらも、典型的な「ホット・ジュピター」のような高温の世界ではなく、平衡温度は摂氏約57度と、比較的穏やかな環境に保たれていると推定されています。
このため、大気を分光観測するのに適したターゲットとされており、発見後にはハッブル宇宙望遠鏡による追加観測が計画されました。さらに2024年には、系外惑星のメタン検出を目指すジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の観測プログラムの対象にも選ばれており、今後の観測で大気の詳しい姿が明らかになると期待されています。
※研究チームは、地球より大きく海王星よりやや小さいことから「サブネプチューンと呼べる」とコメントしています。同じようなサイズのガス惑星は「ミニネプチューン」と呼ばれることもあり、論文によって呼び方が必ずしも統一されていません。
編集/sorae編集部
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