
【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)
(引用元:NASA)
今回は、「おうし座」で輝く三重星系をご紹介します。
3つの変光星「HP Tau」「HP Tau G2」「HP Tau G3」で構成されるこの星系は、約550光年先にあります。
まばゆい輝きを反射星雲が包もうとしている、そんな印象の幻想的な光景は、ハッブル宇宙望遠鏡を使って観測されました。
Source
- Image Credit: NASA, ESA, G. Duchene (Universite de Grenoble I); Image Processing: Gladys Kober (NASA/Catholic University of America)
- NASA - Hubble Views the Dawn of a Sun-like Star
これらは「Tタウリ型星」と呼ばれるタイプの若い星。一般的に、形成されてから1000万年未満しか経っていません。
中心ではまだ水素の核融合反応が始まっておらず、太陽のように核融合で輝く段階へと進化しつつあります。
冒頭の画像はNASA=アメリカ航空宇宙局が2024年5月15日付で公開したもので、2025年4月のハッブル宇宙望遠鏡打ち上げ35周年を記念して改めてNASAが紹介しています。
文/ソラノサキ 編集/sorae編集部