【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)

(引用元:NSO)


今回は、地上の望遠鏡で撮影された太陽の黒点をご紹介します。

太陽表面の小さなシミのような黒点ですが、サイズを比べるために右下に添えられたアメリカ合衆国のイラストを見ると、1つ1つが地球の大陸と同じかそれ以上に大きいことがわかります。

 

この画像は、ハワイにあるNSO=アメリカ国立太陽天文台のダニエル・K・イノウエ太陽望遠鏡に新しく設置された可視光チューナブルフィルター(VTF)の初観測の一環として、 波長588.9nm(※)の狭帯域で取得されたものです。

VTFで得られる画像・分光・偏光の詳細なデータは、太陽の性質やその活動の物理的なメカニズムについての理解をさらに深める上で役立つと期待されています。

※…Na D線、中性ナトリウム原子が吸収・放出する波長。

ダニエル・K・イノウエ太陽望遠鏡の外観
【▲ ダニエル・K・イノウエ太陽望遠鏡の外観(Credit: NSO)】

 

文/ソラノサキ 編集/sorae編集部

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