
【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)
(引用元:ESA/Hubble)
こちらは、かみのけ座の方向およそ3億5000万光年先にある渦巻銀河「D100」の画像です。すばる望遠鏡とハッブル宇宙望遠鏡(ACS)のデータをもとに作成されたもので、銀河の中心から赤いビームのような筋が伸びているのが分かります。
Source
- Image Credit: ESA/Hubble & NASA, Cramer et al.
- ESA/Hubble - Wading through water
その正体は、多数の銀河が集まる「かみのけ座銀河団」を進むD100が、周囲の高温で希薄なガス(銀河団内媒質)から受ける“ラム圧”によって、銀河円盤のガスがはぎ取られ、後方へ押し流された“ガスの尾”です。
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※捕捉:銀河が銀河団内部の希薄な高温ガスの中を高速で進むと、深い水をかき分けるときのような圧力が生じ、銀河円盤のガスが外側へ押し出されるという仕組み。
この“ガスの尾”は長さが約20万光年、幅が約7000光年と推定されている非常に細長い構造で、尾の一部では若い星の形成も確認されています(ただし全体としての星形成効率は低いと報告されています)。こうした観測から、銀河団という厳しい環境が銀河の姿や星づくりに大きく影響することが分かってきました。
編集/sorae編集部
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