【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)

(引用元:sorae 宇宙へのポータルサイト)


こちらは、soraeが2023年1月23日の記事内で紹介した『宇宙都市の想像図』です。アメリカ・ロチェスター大学のPeter Miklavčič氏らが所属する研究グループが「小惑星を建設資材として活用する宇宙都市の新たなアイディア」として考案した宇宙都市のイメージで、あくまで理論上のものに過ぎないとされ、現時点では宇宙都市建設に必要な技術は存在していません。

Source
  • Image Credit: University of Rochester illustration / Michael Osadciw
  • sorae - マンハッタン規模の宇宙都市をコスパよく建設するアイディアとは?
  • University of Rochester - Cities on asteroids? It could work—in theory

 

従来のスペースコロニー構想では、月などからアルミニウムやチタンなどの建設資材を調達・運搬するために莫大な費用がかかるという課題がありました。これに対し、研究グループは建設コスト削減を目的として、小惑星に注目しました。

小惑星は、太陽系が約46億年前に形成される過程で生まれた「残骸」と言え、現在も太陽の周りを多数公転しています。ロチェスター大学の推計によれば、直径1マイル(約1.6km)以上の小惑星は約1000個存在するとされ、これらが豊富な建設資材となり得ると考えられています。

また、元記事では、壊れやすいラブルパイル天体に着目した「円筒状の宇宙都市を建設する方法」を紹介しています。

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文/sorae編集部

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