【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)
(引用元:sorae 宇宙へのポータルサイト)
Source
- Image Credit: ESA/Hubble and NASA, A. Nota, C. Britt
- sorae - 巨大な星と周囲を取り巻く星雲の姿、ハッブルが撮影した「りゅうこつ座AG星」
こちらは、soraeが2021年9月24日の記事内で紹介した『りゅうこつ座AG星と周囲に広がる星雲』です。りゅうこつ座AG星は、寿命が数百万年の短命な大質量星で「高光度青色変光星」に分類されています。
南天の「りゅうこつ座」(竜骨座)の方向およそ1万5000光年先にある「りゅうこつ座AG星」(AG Carinae)と、その周辺に広がる星雲の様子です。星雲の色はイオン化した水素および窒素のガス(赤色)と、星の光を反射する塵(青色)の分布に対応しています。
(略)
太く短く輝く高光度青色変光星は不安定な恒星で、比較的穏やかな時期を過ごしたかと思えば、時折ガスや塵を爆発的に放出するといいます。りゅうこつ座AG星を取り巻く星雲は星自身の外層が吹き飛んだ時に放出された物質でできていて、星雲の質量だけでも太陽およそ10個分に相当するといいます。星雲は幅およそ5光年に渡り広がっていますが、これは太陽から最寄りの恒星であるプロキシマ・ケンタウリまでの距離(約4.22光年)とほぼ同じスケールです。
(元記事より引用)