
【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)
(引用元:sorae 宇宙へのポータルサイト)
Source
- Image Credit: X-ray: NASA/CXC/Stanford Univ./R. Romani et al. (Chandra); NASA/MSFC (IXPE); Infared: NASA/JPL-Caltech/DECaPS; Image Processing: NASA/CXC/SAO/J. Schmidt)
- sorae - 超新星爆発によって生み出された「宇宙の手」新たな画像をNASAが公開
こちらは、soraeが2023年11月9日の記事内で紹介した『パルサー風星雲「MSH 15-52」』の疑似カラー画像です。
MSH 15-52は、「宇宙の手(Cosmic Hand)」とも呼ばれる天体です。紫色に着色された星雲が、まるで夜空に伸ばした人間の手のような形をしているのがわかりますでしょうか。
パルサー風星雲(パルサー星雲)は高速で自転する中性子星の一種「パルサー」から吹き出すパルサー風(電子と陽電子の流れ)によって形成されると考えられている天体で、パルサー風が周囲の物質と衝突することでX線などが放射されています。MSH 15-52を形作っているパルサー「PSR B1509-58」は、“手のひら”の付け根にある明るい部分に位置しているといいます。
また、“手”の指先にある主にオレンジ色で着色された部分は、PSR B1509-58を生み出すことになった超新星爆発の残骸の一部とのことです。