
(引用元:sorae 宇宙へのポータルサイト)
- Image Credit: NASA's Scientific Visualization Studio
- sorae - 地球は温暖化しているのか? NASAが過去140年間の気温偏差を映像化
地球は温暖化しているのでしょうか? その問いにヒントを与えてくれる動画をNASAがTwitterで公開しています。
それは、最近の地球温暖化の様子を視覚表現したもので、1880年~2023年(約140年間)の世界の平均気温の月毎「偏差」を順次らせん状の円環に表示する内容を動画にまとめてあります。※soraeでは2022年9月の記事で「2021年までのこの動画」を紹介しています。詳しくは元記事を参照してください。
July 2023 was the hottest month on record, according to our global temperature analysis. Overall, July was 0.43°F (0.24°C) warmer than any other July in @NASAEarth's record, and it's likely due to human activity. Details: https://t.co/2DTIfL8S1Q pic.twitter.com/qs8YPnVx1y
— NASA (@NASA) August 14, 2023
偏差とは、個々の数値と平均値との差のこと。1951年~1980年の間の平均気温が基準となっていて、グラフでは0℃の緑色の円で表わされています。
動画を見ていると、最初は偏差が0℃以下のマイナスだったのが、1940年頃からプラスに転じる年が多くなっていくように見えます。さらに、1980年あたりからプラスの偏差が大きくなり、加速していくようにも見えますが、はっきりとはわかりません。
動画は2023年7月を過ぎると、らせん状に積み重ねた円環を横(側面)から眺めるシーンで終わります。あらためて側面から見てみると、やはり1980年頃から偏差が急に大きくなっていく様子がわかります。

また、NASAによると、2023年7月は世界平均気温が観測史上最も暑い月となったといい、その原因は「人間活動に伴う影響である可能性が高い」と指摘しています。(参照:NASA Clocks July 2023 as Hottest Month on Record Ever Since 1880)