
【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)

【▲ ウェッブ宇宙望遠鏡の近赤外線カメラ「NIRCam」を使って撮影された木星、環、衛星(英語の注釈付きバージョン)(Credit: NASA, ESA, CSA, Jupiter ERS Team; image processing by Ricardo Hueso (UPV/EHU) and Judy Schmidt.)】
(引用元:sorae)
Source
- Image Credit: NASA, ESA, CSA, Jupiter ERS Team; image processing by Ricardo Hueso (UPV/EHU) and Judy Schmidt.
- sorae - ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が撮影した新たな木星の画像が公開された
こちらは、soraeが2022年7月27日の記事内で紹介した『ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が撮影した木星』の画像です。撮影には近赤外線カメラ「NIRCam」が使用されています。
この画像には、木星本体と比べて100万倍も暗いという木星の環や、環の左端に木星の衛星アドラステア(Adrastea)が、そのさらに左側には別の衛星アマルテア(Amalthea)が写っています。また、画像の下半分に点在するぼやけた光点は、背景の銀河だとみられています。
また、オーロラからまっすぐに伸びている何本かの光はウェッブ宇宙望遠鏡の構造によって生じた回折(diffraction)パターンです。アマルテアにかかっているものは、この画像には写っていない衛星イオ(画像左側の範囲外)からの回折スパイク(diffraction spike)のようです。

元記事では、他の木星画像や着色に関する解説、この木星観測を主導した研究者のコメントなどを掲載しています。