巨大なリング構造が印象的な“うお座”の極リング銀河「NGC 660」すばる望遠鏡が撮影

こちらは「うお座(魚座)」の方向約4400万光年先の極リング銀河「NGC 660」です。渦巻銀河の周りをさらに大きなリング状の構造が取り囲んだような不思議な姿が印象的です。

国立天文台すばる望遠鏡の超広視野主焦点カメラ「HSC」で撮影された極リング銀河「NGC 660」
【▲ 国立天文台すばる望遠鏡の超広視野主焦点カメラ「HSC」で撮影された極リング銀河「NGC 660」(Credit: 国立天文台;)】

聞き馴染みがない言葉かもしれませんが、「極リング銀河」とは星・ガス・塵(ダスト)でできたリング構造が銀河の平面に対して垂直あるいはそれに近い角度で周回している銀河のことで、NGC 660の他にも「NGC 2685」などが知られています。リング構造は銀河どうしの重力を介した相互作用によって形成されると考えられています。

この画像は、国立天文台(NAOJ)ハワイ観測所の「すばる望遠鏡」に設置されている超広視野主焦点カメラ「Hyper Suprime-Cam(HSC、ハイパー・シュプリーム・カム)」を使って撮影されたもので、国立天文台から2024年10月16日付で公開されています。

 

関連記事

 

Source

  • NAOJ - 極リング銀河 NGC 660

文/ソラノサキ 編集/sorae編集部
#すばる望遠鏡