もはや騒動はとどまるところを知りません。9月頭に合計35件の発火/爆発報告が寄せられ、10月に入ってからはリコール品の発煙も報告されたサムスンの新型スマートフォン「Galaxy Note 7」。これに対し、米連邦航空局(FAA)は「機内でGalaxy Note 7を充電したり、電源を入れないこと」と再び警告を発しました。
Galaxy Note 7は9月の発火/爆発事故以来、アメリカだけでなく日本を含めた各国のエアラインで電源オンや充電が禁じられていました。これは、スマートフォンの発熱/発火に関する事故が電源の入っている状態、とくに充電時に集中しているからです。もちろん、人目につかない受託手荷物としての取扱も禁止されています。
サムスンはこの止まらないGalaxy Note 7の発火事故に対し、販売停止と全出荷端末のリコールを決定。これを受け、FAAは今回の警告を再び発することとなったのです。今回の発表は「リコールの有無にかかわらず、Galaxy Note 7を機内で電源オン/充電/預入手荷物にしないこと」という、かなり厳しい声明となっています。
またサムスンは数々の騒動を受け、Galaxy Note 7のユーザーに「すぐにGalaxy Note 7の電源をオフにして、返金/交換プログラムを利用してください」と呼びかけています。スマートフォン史上類を見ない規模にまで広がったGalaxy Note 7の発火騒動ですが、うわさされていた日本導入を含め、今後の見通しは全く立っていないのが現状です。
Image Credit: The Source
■FAA reiterates warning that no Galaxy Note 7 phones may be turned on or charged in flight
http://www.theverge.com/2016/10/10/13238328/samsung-galaxy-note-7-faa-flight-ban
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