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ロケットラボがQPS研究所の小型SAR衛星「スクナミ-I」を打ち上げ

アメリカ企業Rocket Lab(ロケットラボ)は日本時間2025年12月21日に「Electron(エレクトロン)」ロケットの打ち上げを実施しました。搭載されていた人工衛星はロケットから無事に分離されたことを、Rocket Labが報告しています。

打ち上げに関する情報は以下の通りです。

打ち上げ情報:Electron (The Wisdom God Guides)

  • ロケット:Electron
  • 打ち上げ日時:日本時間 2025年12月21日15時36分
  • 発射場:ロケットラボ 第1発射施設(ニュージーランド、マヒア半島)
  • ペイロード:QPS-SAR 15号機(スクナミ-I)

QPS-SAR 15号機について

ペイロードの「QPS-SAR 15号機」、愛称「スクナミ-I」は、株式会社QPS研究所の小型SAR(合成開口レーダー)衛星です。同社は36機の小型SAR衛星で構成された衛星コンステレーションの構築を目指しており、直近では2025年11月に「QPS-SAR 14号機(ヤチホコ-I)」を軌道に投入しています。

QPS研究所によると、発射約50分後にロケットから分離されたスクナミ-Iは、分離から6分後に初交信に成功し、翌12月22日午前に収納型アンテナの展開に成功しました。今後は衛星の調整を経て、初画像の取得を目指すということです。

QPS-SARシリーズの愛称は、その役割や投入される軌道に応じて、日本神話の神様の名前を借りて命名されています。技術実証機だった1号機と2号機はそれぞれ「イザナギ」「イザナミ」と命名されましたが、3号機以降の商用機は軌道ごとに「アマテル」「ツクヨミ」「スサノオ」「ワダツミ」「ヤマツミ」「クシナダ」「ヤチホコ」と命名されてきました。

今回打ち上げられる15号機は新たな軌道に投入されることから、「ヤチホコとともに国造りを行った神として知られており、その智慧によって幅広く産業の振興を導いた」と言われている(QPS研究所のプレスリリースより)スクナミが選ばれました。

また、Rocket Labの打ち上げミッションの名称も、衛星の愛称にちなんで「The Wisdom God Guides」と命名されています。

関連画像・映像

QPS-SAR 15号機「スクナミ-I」を搭載して打ち上げられたElectronロケット。Rocket Labのライブ配信から(Credit: Rocket Lab)
【▲ QPS-SAR 15号機「スクナミ-I」を搭載して打ち上げられたElectronロケット。Rocket Labのライブ配信から(Credit: Rocket Lab)】
ロケット飛行中のQPS-SAR 15号機「スクナミ-I」の様子。Rocket Labのライブ配信から(Credit: Rocket Lab)
【▲ ロケット飛行中のQPS-SAR 15号機「スクナミ-I」の様子。Rocket Labのライブ配信から(Credit: Rocket Lab)】
QPS-SAR 15号機「スクナミ-I」の収納型アンテナの展開前(左)と展開後(右)の様子(Credit: QPS研究所)
【▲ QPS-SAR 15号機「スクナミ-I」の収納型アンテナの展開前(左)と展開後(右)の様子(Credit: QPS研究所)】
QPS研究所の小型SAR衛星「QPS-SAR」のCGイメージと15号機「スクナミ-I」のミッションマーク(Credit: QPS研究所)
【▲ QPS研究所の小型SAR衛星「QPS-SAR」のCGイメージと15号機「スクナミ-I」のミッションマーク(Credit: QPS研究所)】
Rocket LabによるQPS-SAR 15号機「スクナミ-I」打ち上げミッション「The Wisdom God Guides」のミッションパッチ(Credit: Rocket Lab)
【▲ Rocket LabによるQPS-SAR 15号機「スクナミ-I」打ち上げミッション「The Wisdom God Guides」のミッションパッチ(Credit: Rocket Lab)】

 

文/sorae編集部 速報班 編集/sorae編集部

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参考文献・出典