中国の国営メディア新華社通信は25日、現在月面で活動中の無人探査車「玉兎号」に問題が発生したと報じた。これは国家国防科技工業局の職員が明かしたもので、「複雑な月面環境により、機械的な問題が生じた」とされる。
詳しい状況は明らかになっていない。
玉兎号は昨年12月2日に打ち上げられた無人月探査車で、搭載されていた月着陸機と合わせて「嫦娥三号」と呼ばれている。
嫦娥三号は12月14日に月に到着、その約7時間後に着陸機から玉兎号が発進した。観測機器に電源が入り、ロボット・アームも起動。本格的な走行も始まり、着地地点から40mほど移動することに成功した。その後、月に夜が訪れるのに伴い、12月26日からスリープ・モード(休止状態)に入り、月の夜が終わる約2週間後の今年1月11日にスリープ・モードから復帰、16日には初めての月の土の調査を実施していた。
■China's moon rover monitored with abnormity - Xinhua | English.news.cn
http://news.xinhuanet.com/english/china/2014-01/25/c_133072966.htm