スペースニュース紙は20日、スペースX社がドイツから次世代のレーダー偵察衛星の打ち上げを受注したと報じた。

打ち上げられるのはSARahと呼ばれる、現在ドイツ連邦軍によって運用されているSARルーペの後継衛星で、名前にも含まれているようにSAR(合成開口レーダー)を搭載し、夜間や曇り空の下でも地表を観測することができる。SARahのシステムはマイクロ波を地表に向けて放射するSARahアクティブが1機、地表から跳ね返ってきたそのマイクロ波を受信するSARahパッシブが2機の、全3機から構成される予定で、SARルーペより得られる画像の解像度など、性能は向上している。SARahアクティブはEADSアストリウム社、パッシブはOHBシステムが開発を担当する。

打ち上げは2019年に予定されており、またSARahパッシブは2機まとめて、SARahアクティブはそれとは別に単独で、計2機のファルコン9によって打ち上げられることになるようだ。

 

Falcon 9 Selected To Launch German Military Radar Satellites | SpaceNews.com
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