宇宙航空研究開発機構(JAXA)は8月7日16時30分、小型インフレータブルカプセルの飛行実験を目的とした小型観測ロケットS-310-41号機を、鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げた。S-310の打ち上げは今年1月以来、約7か月ぶり。

打ち上げられたロケットは順調に飛行し、打ち上げから約100秒後に小型インフレータブルカプセルを分離した。ロケットは打ち上げから191秒後に最高高度150kmに達し、その後、内之浦南東海上に落下した。

JAXAによると、切り離された小型インフレータブルカプセルは約20分間にわたり、温度、圧力、加速度、姿勢等のデータおよび画像データを正常に地上局へ送信しながら降下を続けたという。JAXAは今後、今回取得したデータを詳細分析する予定。

 

■観測ロケットS-310-41号機 打上げ終了
http://www.isas.jaxa.jp/j/topics/topics/2012/0807_s310-41.shtml