最後のH-IIAロケットは6月24日に打ち上げへ JAXAの地球観測衛星を搭載

JAXA=宇宙航空研究開発機構は2025年4月25日付で、温室効果ガス・水循環観測技術衛星「GOSAT-GW」 を搭載する「H-IIA」ロケット50号機の打ち上げ予定日時を発表しました。

発表されたH-IIAロケット50号機の打ち上げ予定日および予定時間帯は、日本時間2025年6月24日1時33分03秒~1時52分00秒です。打ち上げ予備期間は2025年6月25日~同年7月31日となっています。

ペイロードのGOSAT-GWは、水循環に関する観測を行う「高性能マイクロ波放射計3(AMSR3)」と、温室効果ガスを観測する「温室効果ガス観測センサ3型(TANSO-3)」を搭載した地球観測衛星です。

JAXAによるとGOSAT-GWのミッションは、2012年打ち上げの水循環変動観測衛星「しずく(GCOM-W)」、2009年打ち上げの温室効果ガス観測技術衛星「いぶき(GOSAT)」、2018年打ち上げの温室効果ガス観測技術衛星2号「いぶき2号(GOSAT-2)」(いずれも運用中)による、水循環変動観測ミッションと温室効果ガス観測ミッションを発展的に継続するものとされています。

なお、H-IIAロケットの運用は、この50号機が最後となります。

関連画像・映像

温室効果ガス・水循環観測技術衛星「GOSAT-GW」のCGイメージ(Credit: JAXA)
【▲ 温室効果ガス・水循環観測技術衛星「GOSAT-GW」のCGイメージ(Credit: JAXA)】
2023年9月7日にX線分光撮像衛星「XRISM」と小型月着陸実証機「SLIM」を搭載して打ち上げられたH-IIAロケット47号機(Credit: JAXA)
【▲ 2023年9月7日にX線分光撮像衛星「XRISM」と小型月着陸実証機「SLIM」を搭載して打ち上げられたH-IIAロケット47号機(Credit: JAXA)】

 

文・編集/sorae編集部

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