【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。（文末に元記事へのリンクがあります）
【▲ 太陽系の惑星（と準惑星）の平均気温を比較した画像。NASAが公開しているオリジナル版（Credit: NASA）】
(引用元：NASA)
こちらはアメリカ航空宇宙局（NASA）が公開している太陽系の惑星（と準惑星）の平均気温を比較した画像です。今回は太陽系の惑星と冥王星の平均気温を見ながら、宇宙の極端な環境について考えてみましょう。
※…背景はsorae編集部が合成したもの。
Source
- Image Credit: NASA
- NASA - Temperatures Across Our Solar System
この画像で示している「平均気温」は、惑星全体の表面温度の平均を指しています。岩石惑星である「水星・金星・地球・火星」と準惑星の「冥王星」は、地表の温度の平均を算出したものです。いっぽう、ガス惑星の「木星・土星・天王星・海王星」については、明確な地表が存在しないため、地球の海面気圧（1気圧）に相当する大気圧の高さでの温度を示しています。
平均気温の高い順
- 金星（約464℃ / 867°F / 707K）
- 水星（約167℃ / 333°F / 440K）
- 地球（約15℃ / 59°F / 288K）
- 火星（約-65℃ / -85°F / 208K）
- 木星（約-110℃ / -166°F / 163K）
- 土星（約-140℃ / -220°F / 133K）
- 天王星（約-195℃ / -320°F / 78K）
- 海王星（約-200℃ / -330°F / 72K）
- 冥王星（約-225℃ / -375°F / 47K）
※℃＝摂氏 °F＝華氏 K＝ケルビン
このように、太陽系の惑星の気温は非常に多様であり、私たちの地球がいかに温暖で生命に適した環境を持つかが分かります。また、金星の平均気温が水星よりもはるかに高いのは、濃厚な二酸化炭素の大気による強力な温室効果が原因です。
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編集／sorae編集部
