
(引用元:NASA)
こちらは、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が観測した「木星のオーロラ」です。
- Image Credit: NASA, ESA, CSA, Jonathan Nichols (University of Leicester), Mahdi Zamani (ESA/Webb)
- NASA - NASA’s Webb Reveals New Details, Mysteries in Jupiter’s Aurora
【▲ ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)の近赤外線カメラ「NIRCam」で観測された木星のオーロラ(Credit: NASA, ESA, CSA, STScI, Ricardo Hueso (UPV), Imke de Pater (UC Berkeley), Thierry Fouchet (Observatory of Paris), Leigh Fletcher (University of Leicester), Michael H. Wong (UC Berkeley), Joseph DePasquale (STScI), J. Nichols (University of Leicester), M. Zamani (ESA/Webb))】
NASA=アメリカ航空宇宙局によると、ウェッブ宇宙望遠鏡は2023年のクリスマスに木星のオーロラを観測しました。
捉えられたのは、高エネルギーの電子が大気中の水素分子に衝突することで生成されるという、プロトン化水素分子(※)から放射された赤外線です。
観測データの分析を通じて、赤外線の放射は従来の予想を上回って変動していることが明らかになりました。
この結果は、木星の上層大気がどのように加熱・冷却されているのかを理解する助けになる一方で、新たな謎も浮上させており、さらなる観測が計画されているということです。
ウェッブ宇宙望遠鏡が観測した木星のオーロラの画像と映像は、NASAなどが2025年5月12日付で公開しています。
※…水素の原子核3個と電子2個からなる陽イオン。
文/ソラノサキ 編集/sorae編集部