【SAPOD】今日の「宇宙画像」紹介です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)

(引用元:NASA)

こちらは、NASAの火星探査機「MAVEN」(メイブン:Mars Atmosphere and Volatile EvolutioN)に搭載されている紫外線分光器「IUVS」で取得したデータをもとに作成された『火星の夜側のオーロラ』の動画です。

※2024年6月10日にNASAが公開

Source
  • Image Credit: NASA/University of Colorado/LASP
  • NASA - MAVEN Detects Auroras During Solar Storm in 2024

 

 

この動画は、MAVENが2024年5月14日から20日にかけて火星を周回しながら撮影したもので、紫色で示した箇所が明るいほど、オーロラの数が多いといいます。

MAVENは火星の上層大気と電離層、それに太陽や太陽風と大気の相互作用を調べるために、10年前の2013年11月に打ち上げられました。2024年9月には火星到着10周年を迎えます。宇宙空間へと失われていく火星の大気を調べることで、火星の大気と気候、かつて火星の表面にあったとされる液体の水、火星の生命居住可能性といった歴史についての知見を得ることがMAVENのミッションの狙いとされています。

文/sorae編集部

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