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【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)

(引用元:ESA/Hubble)

こちらは、2008年9月16日に公開された、ハッブル宇宙望遠鏡が撮影したちょうこくしつ座の方向にある2つの渦巻銀河の画像です。カタログ名は「2MASX J00482185-2507365」で、地上の望遠鏡ではひとかたまりの光にしか見えませんでしたが、ハッブルに搭載されている「掃天観測用高性能カメラ(ACS)」で観測したところ、2つの銀河が前後に重なり合っている珍しい配置であることがわかりました。

ハッブル宇宙望遠鏡の掃天観測カメラ(ACS)で撮影された、ちょうこくしつ座方向にある2つの渦巻銀河(Credit: NASA, ESA, and The Hubble Heritage Team (STScI/AURA))
【▲ ハッブル宇宙望遠鏡の掃天観測カメラ(ACS)で撮影された、ちょうこくしつ座方向にある2つの渦巻銀河(Credit: NASA, ESA, and The Hubble Heritage Team (STScI/AURA))】

画像を占める大きな銀河は、天の川銀河と同等なサイズと考えられており、地球から約7億8000万光年先に位置しています。重なって見える小さな銀河は、見かけ上重なっているだけであり、互いに重力的な相互作用はしていないと考えられています。

小さな銀河の周囲をよく見てみると、手前の銀河の外縁部から枯れた枝のように伸びる暗い筋状の構造がわかります。これは銀河に含まれる塵(ダスト)です。塵は自ら可視光を放つわけではないため、通常は真っ暗な宇宙空間に紛れてしまい、その姿を直接捉えることは困難です。ところがこの画像では、背景の銀河が巨大な「バックライト」のような役割を果たしたことで、手前の銀河の塵の分布がシルエットとしてくっきりと映し出されているのです。

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この画像からは、手前の銀河における塵の腕が、星の光が見える円盤の外縁の約1.5倍にまで広がっていることが明らかになりました。銀河の外縁部にこれほど遠くまで塵が存在している様子が直接確認されたのは初めてのことであり、こうした広大な塵の構造が他の銀河にも一般的に存在するのかどうかは、まだわかっていません。

 

編集/sorae編集部

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参考文献・出典

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