【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)

(引用元:NOIRLab)

こちらは、DECam=ダークエネルギーカメラ(※)で観測された「カメレオン座I(Chameleon I)」の様子。

カメレオン座の方向約500光年先にある星形成領域で、より広大な「カメレオン座分子雲複合体(Chameleon Complex)」の一部です。

塵(ダスト)を豊富に含んだ分子雲で、200~300個の星が存在。

星々の光を反射する雲の様子は、天界の物語を描いた絵画のような美しさです。

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明るい領域のうち、画像中央上の「C」字型の部分は反射星雲「セダーブラッド110(Cederblad 110)」、その下の部分は反射星雲「セダーブラッド111(Cederblad 111)」と呼ばれています。

カメレオン座Iでは若い星から流出したガスが作り出す星雲上の天体「ハービッグ・ハロー天体」が多数見つかっていて、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡も観測を行っています。

※…暗黒エネルギー(ダークエネルギー)の研究を主な目的として開発された観測装置。チリのセロ・トロロ汎米天文台にあるブランコ4m望遠鏡に設置されて観測が行われました。

 

文/ソラノサキ 編集/sorae編集部

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