(引用元:sorae 宇宙へのポータルサイト)
こちらは、soraeが2020年8月11日の記事内で紹介した『準惑星ケレス』です。この画像は、2015年にNASAの探査機「ドーン」が撮影したもので、表面物質の違いを強調するための色処理が施された疑似カラー画像となっています。
元記事では、ケレスにある「オッカトル・クレーター」の地下に溜まっていると見られる塩水が、今も地表へ湧き上がっている可能性を突き止めたとする研究内容を紹介しています。
直径およそ950kmの準惑星ケレス(英語:Ceres)は、火星と木星の間にある小惑星帯における最大の天体です。その表面では炭酸ナトリウムなどの塩でできた明るい領域(スポット、光点)が幾つか見つかっており、過去に存在していた地下の海から低温火山活動によって地表にもたらされた塩水に由来するのではないかと考えられてきました。
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2015年から2018年にかけてケレスの観測を行ったNASAの探査機「ドーン(英語:Dawn)」による重力測定のデータから、直径約92kmの「オッカトル・クレーター(英語:Occator Crater)」の地下およそ25マイル(約40km)には今も幅数百マイル(おおむね数百~1000km弱)に渡って塩水が溜まっていることが判明したといいます。一部の研究グループによると、この塩水が今も地表へ湧き上がっている可能性があるようです。
(元記事より引用)
文/sorae編集部