【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)

(引用元:sorae 宇宙へのポータルサイト)


Source
  • Image Credit: ESA/Hubble & NASA, R. Sahai
  • sorae - 赤く彩られた輝線星雲に浮かぶ星の苗床 ハッブル宇宙望遠鏡が撮影

 

こちらは、soraeが2022年12月21日の記事内で紹介した『輝線星雲「ウェスターハウト5」』です。

「ウェスターハウト5」(Westerhout 5、Sh2-199)の一部を捉えたこの画像は、全体が美しい赤色で彩られています。この赤色は若い大質量星から放射された紫外線によって電離した水素ガスが放つ光によるもので、このような領域はHII(エイチツー)領域とも呼ばれています。

中央左上に浮かんでいる小さな黒い雲のようなものは「[KAG2008] globule 13」と呼ばれる天体で、「frEGG」に分類されています。frEGGや「EGG」はガスや塵が集まっているコンパクトな領域です(※)。

frEGGやEGGの多くは新たな星が誕生する場所になると予測されています。

※…frEGGはfree-floating Evaporating Gaseous Globule、EGGはEvaporating Gaseous Globuleの略。直訳すればfree-floatingは「自由に浮遊する」、Evaporating Gaseous Globulesは「蒸発するガス状グロビュール」。

 

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