【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)

(引用元:sorae 宇宙へのポータルサイト)


Source
  • Image Credit: X-ray: NASA/CXC/SAO; Optical: NASA/ESA/STScI; IR: NASA/ESA/CSA/STScI; Image Processing: L. Frattare, J. Major, and K. Arcand
  • *** - 3つの宇宙望遠鏡の合作。多波長で捉えた“幻の銀河”「M74」

 

こちらは、soraeが2023年6月3日の記事内で紹介した『渦巻銀河「M74」』です。

M74は、うお座の方向約3200万光年先にある渦巻銀河で、明瞭な渦巻腕(渦状腕)を持つことから、はっきりと目立つ渦巻腕がある「グランドデザイン渦巻銀河」(grand design spiral galaxy)に分類されています。

この画像は、単一の望遠鏡で撮影されたものではありません。画像の作成にはハッブル宇宙望遠鏡、チャンドラX線観測衛星、そしてジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡で取得されたデータが使用されています。

【▲ ハッブル宇宙望遠鏡で観測された渦巻銀河「M74」(Credit: X-ray: NASA/CXC/SAO; Optical: NASA/ESA/STScI; IR: NASA/ESA/CSA/STScI; Image Processing: L. Frattare, J. Major, and K. Arcand)】
【▲ ハッブル宇宙望遠鏡で観測された渦巻銀河「M74」(Credit: X-ray: NASA/CXC/SAO; Optical: NASA/ESA/STScI; IR: NASA/ESA/CSA/STScI; Image Processing: L. Frattare, J. Major, and K. Arcand)】
【▲ チャンドラX線観測衛星で観測された渦巻銀河「M74」(Credit: X-ray: NASA/CXC/SAO; Optical: NASA/ESA/STScI; IR: NASA/ESA/CSA/STScI; Image Processing: L. Frattare, J. Major, and K. Arcand)】
【▲ チャンドラX線観測衛星で観測された渦巻銀河「M74」(Credit: X-ray: NASA/CXC/SAO; Optical: NASA/ESA/STScI; IR: NASA/ESA/CSA/STScI; Image Processing: L. Frattare, J. Major, and K. Arcand)】
【▲ ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡で観測された渦巻銀河「M74」(Credit: X-ray: NASA/CXC/SAO; Optical: NASA/ESA/STScI; IR: NASA/ESA/CSA/STScI; Image Processing: L. Frattare, J. Major, and K. Arcand)】
【▲ ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡で観測された渦巻銀河「M74」(Credit: X-ray: NASA/CXC/SAO; Optical: NASA/ESA/STScI; IR: NASA/ESA/CSA/STScI; Image Processing: L. Frattare, J. Major, and K. Arcand)】

このように、同じ天体を可視光線だけでなく赤外線、紫外線、電波、X線といった様々な波長の電磁波で観測することは「多波長観測」と呼ばれています。多波長観測を行うと、ある特定の波長だけで観測した時にはわからなかった性質や構造が見えてくるのです。

 

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