アメリカ航空宇宙局(NASA)は4月23日、ハッブル宇宙望遠鏡によって撮影されたアイソン彗星(C/2012 S1 ISON)の最新画像を公開した。

この画像は4月10日、ハッブル宇宙望遠鏡の広視野カメラ3 (Wide Field Camera 3)の可視光によって撮影されたもので、分かりやすいように、青色の着色加工が施されている。アイソン彗星はこの時、木星の近く、太陽から約6億2100キロメートル離れた場所に位置していた。

ハッブル宇宙望遠鏡の観測によると、アイソン彗星の核の直径は5~6キロメートル以下で、まだ活動的ではないという。アイソン彗星は今年11月に太陽に最接近し、その時はさらに明るく成長し、日本からでも肉眼で観測できるだろうと期待されている。

アイソン彗星は昨年9月に発見された彗星で、名前は発見者が属しているチーム国際科学光学ネットワーク (International Scientific Optical Network, ISON)に由来する。

 

■Hubble Captures Comet ISON
http://www.nasa.gov/mission_pages/hubble/science/ison-view.html