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最期を迎えた恒星が咲かせた“こいぬ座”の惑星状星雲 超大型望遠鏡VLTが観測

こちらは、ESO=ヨーロッパ南天天文台の超大型望遠鏡(VLT)が観測した惑星状星雲「PN A66 24」。

こいぬ座の方向、約2300光年先にある星雲です。

中心から外側へと広がるガスの折り重なったような複雑な構造は、カーネーションのような可憐な花を思わせます。

ESOの超大型望遠鏡(VLT)が観測した惑星状星雲「PN A66 24」(Credit: ESO)
【▲ ESOの超大型望遠鏡(VLT)が観測した惑星状星雲「PN A66 24」(Credit: ESO)】

惑星状星雲とは、超新星爆発を起こさない比較的軽い恒星(質量は太陽の8倍以下)が、恒星進化の最終段階で周囲に形成する天体です。

太陽のような恒星が晩年を迎えると主系列星から赤色巨星に進化し、外層から周囲へとガスや塵(ダスト)を放出するようになります。

やがて、ガスを失った星が赤色巨星から白色矮星へと移り変わる段階(中心星)になると、放出されたガスが星から放射された紫外線によって電離して光を放ち、惑星状星雲として観測されるようになります。

惑星状星雲の寿命は長い宇宙の歴史と比べれば短く、1万年もすれば散逸して消えゆく運命です。

冒頭の画像は“ESOの今週の画像”として、2019年7月8日付で公開されました。

本記事は2019年7月12日公開の記事を再構成したものです。

 

文/ソラノサキ 編集/sorae編集部

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参考文献・出典