ウェッブ宇宙望遠鏡が観測した“りょうけん座”の渦巻銀河「M106」
【▲ ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の近赤外線カメラ(NIRCam)で観測された渦巻銀河「M106(Messier 106)」(Credit: ESA/Webb, NASA & CSA, J. Glenn)】

こちらは「りょうけん座(猟犬座)」の方向約2300万光年先の「M106(Messier 106)」です。色は青色が銀河を構成する星々の分布、オレンジ色が温かい塵(ダスト)、赤色が冷たい塵、青緑色・緑色・黄色が様々なガスの分布に、それぞれ対応しています。

【▲ ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の近赤外線カメラ(NIRCam)で観測された渦巻銀河「M106(Messier 106)」(Credit: ESA/Webb, NASA & CSA, J. Glenn)】
【▲ の近赤外線カメラ(NIRCam)で観測された「M106(Messier 106)」(Credit: ESA/Webb, & CSA, J. Glenn)】

この画像は「(James Webb Space Telescope: JWST)」の「近赤外線カメラ(NIRCam)」で取得したデータをもとに作成されました。ウェッブは人の目で捉えることができない赤外線の波長で主に観測を行うため、公開されている画像の色は取得時に使用されたフィルターに応じて着色されています。ウェッブ宇宙望遠鏡によるM106の観測は、銀河中心部の狭い領域から強い電磁波を放射する核(AGN)の研究の一環として実施されました。

冒頭の画像は“ウェッブ宇宙望遠鏡の今月の画像”として欧州宇宙機関(ESA)から2024年8月9日付で公開されています。

【▲ 参考画像:キットピーク国立天文台(アメリカ)のメイヨール望遠鏡で撮影された渦巻銀河「M106」(Credit: KPNO/NOIRLab/NSF/AURA, Acknowledgment: PI: M.T. Patterson (New Mexico State University), Image processing: T.A. Rector (University of Alaska Anchorage), M. Zamani & D. de Martin)】
【▲ 参考画像:キットピーク国立(アメリカ)のメイヨール望遠鏡で撮影された「M106」(Credit: KPNO//NSF/AURA, Acknowledgment: PI: M.T. Patterson (New Mexico State University), Image processing: T.A. Rector (University of Alaska Anchorage), M. Zamani & D. de Martin)】

 

Source

  • ESA/Webb - The hidden intricacies of Messier 106

文・編集/sorae編集部