
こちらは、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)が観測した星団「Westerlund 2(ウェスタールンド2)」。
りゅうこつ座の方向、約2万光年先の星形成領域「Gum 29(ガム29)」にあります。
視野いっぱいに散りばめられた輝く星々と、燃え上がる炎のような色で着色されたガスと塵(ダスト)の雲が、息を呑む光景を織りなしています。

ESA=ヨーロッパ宇宙機関によると、Westerlund 2の直径は6光年~13光年。
天の川銀河で知られている星々のなかでも、温度・明るさ・質量が最大級のものがいくつか存在しているといいます。
ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が捉えたのは、そんなWesterlund 2の一部。
炎のような雲は、若い大質量星の強力な電磁放射や恒星風によって侵食を受けることで形作られています。
ESAによると、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の観測によって、Westerlund 2にある褐色矮星(恒星と惑星の中間的な性質を持つ天体)の全容が明らかになりました。
また、様々な段階の円盤を持つ数百の恒星も見つかっていて、Westerlund 2のように大質量の若い星団における恒星の円盤や惑星形成の理解が深まると期待されています。
冒頭の画像はジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の「近赤外線カメラ(NIRCam)」と「中間赤外線観測装置(MIRI)」のデータを使って作成されたもので、“ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の今月の画像”として、ESAから2025年12月19日付で公開されています。
ちなみに、Westerlund 2は2015年にハッブル宇宙望遠鏡(HST)の打ち上げ25周年記念画像にも選ばれています。当時の画像をご覧になったことがある方も多いかもしれません。
今回公開された画像は、記念画像の中央上付近をクローズアップしたものです(さらに、視野全体が右へ約140度回転しています)。ハッブル打ち上げ25周年記念画像は関連画像として最後に掲載しましたので、今回の画像とぜひ見比べてみて下さい!
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文/ソラノサキ 編集/sorae編集部
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