全球降水観測計画主衛星(GPM主衛星)を搭載したH-IIAロケット23号機が27日昼過ぎ、大型ロケット組立棟から射点へと移動した。現在ロケットと発射台の設備とを接続する作業が行われており、このあと18時から、ターミナルカウントダウン作業が始まる予定だ。
H-IIA 23号機の機体移動は、今朝9時44分に"Go"の指令が下された。そして13時4分に組立棟を出発、時速約2kmで走行し、13時26分に500m離れた射点に到着した。
またキャロライン・ケネディ駐日米国大使が打ち上げの視察に訪れており、機体移動にも参加、その様子を見守った。
ロケットや衛星の状態は正常で、天候も問題はないとされている。予定通りなら、17時15分頃にターミナルカウントダウンと呼ばれる、ロケットへの推進剤の注入や、ロケットと地上設備との間の通信や、姿勢制御装置の点検といった作業を実施するかどうかの判断が開始され、許可が通れば、18時から実際に作業が行われることになっている。
打ち上げは現時点で2月28日3時37分に予定されている。
■三菱重工|MHI打上げ輸送サービス H-IIA/H-IIBロケット│H-IIAロケット23号機による全球降水観測計画主衛星(GPM主衛星)打上げ カウントダウンレポート