インターナショナル・ローンチ・サービシズ(ILS)社は16日、カナダの通信衛星アニクG1を搭載したプロトンM/ブリーズMロケットの打ち上げに成功した。

アニクG1を搭載したプロトンM/ブリーズMロケットは、バイコヌール現地時間4月16日0時36分(日本時間4月16日3時36分)、カザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地LC-39/200から離昇、ブリーズMの5回に渡る燃焼の後、打ち上げから9時間13分後にアーニクG1を計画通りの静止トランスファー軌道に投入した。この後衛星は自身のスラスターを使い、静止軌道に入る。

アニクG1(Anik G1)はカナダの衛星通信会社テレサット(Telesat)社が運用する通信衛星で、アメリカのスペース・システムズ/ロラール社によって製造された。西経107度の静止軌道から、カナダや南アメリカに対して、テレビ放送やデータ通信などのサービスを提供する。またアメリカ大陸と太平洋上の地域との、政府機関の通信にも使用される。

打ち上げ時の質量は4,905kgで、設計寿命は15年が予定されている。

プロトンM/ブリーズMロケットの打ち上げは今年2機目となる。

 

■Commercial Rocket Launch | Anik G1 | Success Release | International Launch Services
http://www.ilslaunch.com/newsroom/news-releases/ils-proton-successfully-launches-anik-g1-telesat

関連記事