米航空宇宙局(NASA)は4月17日、退役したスペースシャトル・ディスカバリーをケネディ宇宙センターからワシントンD.C.のダレス国際空港に運んだ。
ディスカバリーを載せたシャトル輸送機N905NA(ボーイング747の改造)はアメリカ東部夏時間4月17日7時(日本時間20時)にケネディ宇宙センターの滑走路を離陸し、11時5分(日本時間4月18日0時5分)にダレス国際空港に着陸した。多くの人が見守る中、ディスカバリーにとって最後の飛行が終わった。
ディスカバリーは今後、シャトル輸送機から降ろされ、4月19日にアメリカ国立航空宇宙博物館の別館「ウドヴァーヘイジー・センター」に運ばれ、その後、展示する予定となっている。
ディスカバリーの建設は1979年8月に始まり、1984年8月に初の打ち上げが行われた。2011年3月に退役し、これまで39回の飛行が行われ、宇宙滞在期間累計は365日間にも及ぶ。
■NASA - Space Shuttle
http://www.nasa.gov/mission_pages/shuttle/main/index.html