火星のオポチュニティ、回復計画のデッドラインが決定

NASAは2018年8月30日(現地時間)、火星探査車「オポチュニティ」の回復計画における日程(デッドライン)を決定しました。

2003年に打ち上げられたオポチュニティですが、同探査機は火星の砂嵐の影響で発電量が大幅に低下し、活動を休止しています。しかし火星の嵐は現在沈静化しつつあり、十分な時間経過の後に再度電源がオンになる可能性があるのです。

まずNASAのチームは火星の砂嵐が一定レベル以下に収まるのを待ち、その後にコマンドを送信しながら45日間オポチュニティからの発信を待ちます。その後に45日間、コマンド送信なしでオポチュニティからの発信を待ち、最終的には2019年1月まで信号発信を待ちます。しかしそれでも反応がなければ、探査機のミッションはタイムアップとなるのです。

 

Image Credit: NASA
■NASA Just Gave the Opportunity Rover a Survival Deadline on Mars—Here's What That Means
https://www.space.com/41702-mars-rover-opportunity-recovery-deadline.html
(文/塚本直樹)

Last Updated on 2022/10/13