【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)
(引用元:sorae 宇宙へのポータルサイト)
こちらは、soraeが2024年6月20日付の記事で紹介した「渦巻銀河『NGC 3981』」です。チリのセロ・トロロ汎米天文台にあるブランコ4m望遠鏡の観測装置「ダークエネルギーカメラ(DECam)」で取得された観測データをもとに作成された画像となっています。
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NGC 3981は、まるで高速回転する天体が周囲に何かを撒き散らしているかのようにも見えます。こうした不規則な渦状腕の形状は、かつて別の銀河と重力相互作用を起こした結果ではないかと考えられています。実際、銀河同士の接近や衝突が起こると、渦巻腕が歪んだり、ガスやダストが引きはがされたりして、外観が大きく変化することがあります。
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文/sorae編集部