
(引用元:NASA)
こちらはNASAのディスカバリー計画の下で打ち上げられた彗星探査機「スターダスト(Stardust)」が撮影したさ、ヴィルト第2彗星(81P/Wild 2)の核(彗星核)です。

今から22年前、スターダストは日本時間2004年1月3日4時21分ごろ(協定世界時2004年1月2日19時21分ごろ)に、ヴィルト第2彗星へ約236kmまで最接近し、核の表面を詳細に捉えました。
紹介画像は最接近期に撮影された核の側面で、ちょうど上弦の月のように片側が照らされ、もう片側が影になっています。明るい側には、大きくえぐれた窪地(クレーター状の地形)がいくつも確認できます。核の大きさは直径約5kmとされています。
スターダストはフライバイの際、テニスラケット状のエアロゲル採集装置を展開し、彗星のコマ(核を取り巻くガスや塵)を通過しながら塵の採取に成功しました。

サンプルを収めたカプセルは2006年1月15日に地球へ帰還。スターダストは、彗星由来の塵(粒子)を採取して地球へ持ち帰った史上初のミッションとなりました。さらに、持ち帰られた粒子からはアミノ酸の一種「グリシン」が検出されたことも報告され、彗星が運ぶ“化学の手掛かり”に改めて注目が集まりました。
ヴィルト第2彗星のサンプル帰還から約20年が経った今も、研究者たちは微小な粒子の解析を積み重ね、彗星がたどった歴史や太陽系初期の環境を探り続けています。

編集/sorae編集部
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参考文献・出典
- NASA JPL - Stardust Mission Status
- NASA JPL - Comet Wild 2 - Stardust Approach Image
- AmericaSpace - Dust in the (Interstellar) Wind: Seven Particles of Possible Interstellar Origin Identified in Samples Returned by NASA’s Stardust Spacecraft





















