惑星が落下したのは年老いた恒星ではなかった?

惑星が恒星に落下する現象。

約1万2000光年先で起きた破壊的な出来事に関する新しい研究成果を、アメリカの研究者らのチームが発表しました。

2020年5月、「わし座」で天体が急激に明るさを増す現象が観測されました。

当初、この「ZTF SLRN-2020」と呼ばれる増光現象は、年老いて膨張した恒星に惑星が落下したことで生じたと考えられていました。

しかし、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡で追加観測を行った研究チームは、惑星が落下したのは壮年期の恒星(主系列星)だったと結論付けました。

恒星は太陽よりもひと回り小さく、落下したのは木星のような惑星だったと研究チームは考えています。

増光現象「ZTF SLRN-2020」を起こした恒星とその周辺の想像図(Credit: NASA, ESA, CSA & Ralf Crawford (STScI))
【▲ 増光現象「ZTF SLRN-2020」を起こした恒星とその周辺の想像図(Credit: NASA, ESA, CSA & Ralf Crawford (STScI))】

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文/ソラノサキ 編集/sorae編集部

参考文献・出典