国際宇宙ステーション(ISS)に滞在している若田光一宇宙飛行士、ミハイル・チューリン宇宙飛行士、リチャード・マストラキオ宇宙飛行士の3名の、地球への帰還の日が近づいてきた。
3名は14日に、ISSに停泊中のソユーズTMA-11M宇宙船に乗り込み、日本時間5月14日7時36分にISSから離脱、そして10時58分頃にカザフスタン共和国の草原へ着陸する予定だ。
それに先立ち12日には、ソユーズの船内宇宙服の確認などが行われ、また第39次長期滞在員のコマンダーを務めた若田飛行士から、第40次長期滞在員のコマンダーを務めるスティーヴン・スワンソン宇宙飛行士へ、その指揮権を移譲するセレモニーが催された。
若田飛行士ら3名は昨年の11月7日に、ソユーズTMA-11Mに乗ってバイコヌール宇宙基地から飛び立った。そしてISS到着後、第38次/第39次長期滞在員として、また今年3月9日からは第39次長期滞在のコマンダーとして活躍、6ヶ月間に渡って滞在し、様々な実験や研究を行った。
若田飛行士らが帰還した後、しばらくISSはスティーヴン・スワンソン飛行士、アレクサンドル・スクボルソフ飛行士、オレグ・アルテミエフ飛行士の3名体制となるが、5月28日には新たな長期滞在員3名を乗せたソユーズTMA-13Mが打ち上げられ、再び6名体制での運用になる予定だ。
ソユーズTMA-11MのISSからの分離や、着陸の様子は、NASA TVやJAXAのYouTubeチャンネルなどで放送される他、全国の科学館などでパブリック・ヴューイングも開催される。
■Expedition 39 Trio Wrapping Up Six Months on Station | NASA
http://www.nasa.gov/content/expedition-39-trio-wrapping-up-six-months-on-station/index.html#.U3E9OShA114