オーブコム社は9日、この日行われる予定だった、同社の通信衛星オーブコムOG2を積んだファルコン9ロケットの地上燃焼試験が中止され、10日に行われる予定だった打ち上げも延期されると発表した。

新しい打ち上げ日は、早くとも今月末になると見られる。

この打ち上げは、オーブコム社の通信衛星オーブコム・ジェネレーション2(OG2)を6機搭載し、フロリダ州のケープ・カナヴェラル空軍ステーションから高度750km、軌道傾斜角52度の軌道に送り込むというものだ。

スペースX社のロケットは伝統的に、打ち上げの数日前にスタティック・ファイア・テスト(Static Fire Test)と呼ばれる、打ち上げまでの手順を確認し、地上でロケットエンジンを数秒間燃焼させる試験を行っている。NASASpaceFlight.comによれば、最初の試験は本来8日に予定されていたものの、発射台とロケットを繋ぐアンビリカル・ケーブルの不具合により延期されており、9日が2度目の試みだったものの、何らかの問題で再びの延期となったとされる。

また今月15日にはデルタIVロケットの打ち上げが、さらに22日にはアトラスVロケットの打ち上げも予定されていることから、早くとも今月末まで打ち上げが延期されるとのことだ。

スペースX社は現時点で声明は出していない。

 

■OG2 Launch | ORBCOMM
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