3月11日12時24分(日本時間)、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在していたオレッグ・コトフ宇宙飛行士、マイケル・ホプキンス宇宙飛行士、そしてセルゲイ・リザンスキー宇宙飛行士の3名を乗せたソユーズTMA-10M宇宙船が地上に着陸した。

同機に登場していた3名は、昨年10月、同じソユーズTMA-10Mに乗ってバイコヌール宇宙基地から旅立ち、約6時間後にISSに到着。第37次/第38次長期滞在員として、2機のプログレス補給船と、1機のシグナス補給船を迎え入れ、故障したアンモニアポンプの修理や実験機器を設置するための船外活動を実施、また小型衛星を放出したり、宇宙でオリンピック聖火を掲げるなど、実に約166日間に渡るミッションをこなした。

そして11日9時2分、彼らを乗せたソユーズTMA-10MはISSから分離、単独で飛行した後、大気圏に再突入し、カザフスタン共和国の雪に覆われた草原に着陸した。3名の健康状態は正常である。

現在ISSには、第38次/第39次長期滞在員として、コマンダーの若田光一宇宙飛行士、ミハイル・チューリン宇宙飛行士、リチャード・マストラキオ宇宙飛行士が引き続き滞在している。しばらくはこの3人体制で運用されるが、今月25日には新たにスティーブン・スワンソン宇宙飛行士、アレクサンダー・スクボルソフ宇宙飛行士、オレッグ・アルテミエフ宇宙飛行士の3名がソユーズTMA-12Mで打ち上げられ、再びISSは6人体制となる予定だ。

 

■Экипаж ТПК «Союз ТМА-10М» вернулся на Землю
http://www.federalspace.ru/20311/