中国の有人宇宙船「神舟10号」は6月25日、ミッションを終え、地上に帰還するため、中国宇宙ステーションの実験第1号機「天宮1号」とのドッキングを解除した。

中国有人宇宙プロジェクトによると、聶海勝(Nie Haisheng)宇宙飛行士、張曉光(Zhang Xiaoguang)宇宙飛行士、王亜平(Wang Yaping)宇宙飛行士の3人を乗せた「神舟10号」は北京時間6月25日5時7分(日本時間6時7分)にハッチを締め、同日7時5分頃(日本時間8時5分頃)に「天宮1号」とのドッキングを解除した。

ドッキングを解除した「神舟10号」は「天宮1号」の周りを飛行し、ドッキング試験を再度成功させた後、帰還の向けての準備に入った。「神舟10号」は北京時間6月26日8時頃(日本時間9時頃)に、内モンゴル自治区に着陸する予定となっている。

一方、「天宮1号」は2011年9月29日に打ち上げられ、既に軌道上で634日間滞在している。「神舟10号」は「天宮1号」に訪れる最後の有人ミッションで、これで「天宮1号」の役目は終わったという。

 

■神舟十号航天員告別天宮一号
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