アメリカ航空宇宙局(NASA)は5月2日、スマホ衛星「フォンサット(PhoneSat)」によって撮影された地球の画像を公開した。
「フォンサット」はNASAエイムズ研究センターを中心に開発されたAndroidスマートフォンを使った小型人工衛星で、4月21日にアンタレスロケットによって3機が打ち上げられた。2台のNexus Oneと1台のNexus Sを改造しており、それぞれ「アレクサンダー」、「グラハム」、「ベル」と名づけられた。
NASAによると、今回はスマートフォンのカメラを使用して地球を撮影し、データを細かくパケット化した後、アマチュア無線の電波に乗せて送信し、地上の複数のアマチュア無線局でデータを受信し、復元したという。
なお、「フォンサット」3機は既に4月27日に大気圏再突入し、燃え尽きている。
■NASA and Amateur Radio Operators Piece Together the PhoneSat Picture
http://www.nasa.gov/topics/technology/features/PhoneSat_PHOTO_Feature.html