(Credit: SpaceX Twitter)

米スペースX社は現地時間11月5日、GPS衛星を搭載したファルコン9ロケットを打ち上げました。フロリダ州にあるケープカナベラル空軍基地第40番発射台から打ち上げられ、衛星は約1時間30分後に分離を確認。また、おなじみとなったファルコン9ロケットの一段目の着陸にも成功しています。

今回打ち上げられたGPS衛星は「GPSⅢ」と呼ばれ、総数31基を構成する4基目のGPS衛星となります。GPSⅢは以前のGPSⅡに比べて精度が向上した他に衛星の設計寿命が伸びました。これまでに1号機が2018年12月、2号機が2019年8月、3号機が今年6月に打ち上げられています。そのうち1号機と3号機はスペースX社のファルコン9ロケットで打ち上げられました。今後の打ち上げについても同社はアメリカ宇宙軍と契約を結んでおり、今回使用された一段目のロケットも整備された後、2021年に予定している5基目のGPSⅢ衛星の打ち上げで使用される見込みです。

ちなみにGPS衛星には有名な探検家から取られたニックネームが付けられています。今回打ち上げられた衛星には「Sacaga-wea(サカガウィア)」という女性の名前がつけられました。サカガウィアは、1880年代、アメリカ大陸を横断し初めて太平洋に辿り着いた「ルイス・クラーク探検隊」を案内したことで有名です。また次に打ち上げられるGPS衛星のニックネームも決まっており、人類を初めて歩いた宇宙飛行士「ニール・アームストロング」の名前がつけられるようです。

なお、今回の打ち上げはエンジン部分にあるガスジェネレーターの不具合により延期されていましたが、SpaceXの発表によると該当するエンジンを交換したと述べており、今月中旬に予定されているクルードラゴンの打ち上げも問題はないということです。

 

Image Credit: SpaceX Twitter
Source: SPACE NEWS, Space.com
文/出口隼詩

 オススメ関連記事