JAXAと三菱重工業は5月21日、「H-IIB」ロケットによる宇宙ステーション補給機「こうのとり9号機」の打ち上げを実施しました。こうのとり9号機は予定軌道に投入され、ミッションは成功しました。
これまで、国際宇宙ステーション(ISS)への貨物輸送ミッションを担当してきたこうのとり。そして今回の9号機は、シリーズ最後の機体となります。内部にはISSに滞在する宇宙飛行士への補給物資や、科学実験装置が搭載されています。
そして2021年度からは、次世代補給機となる「HTV-X」へと輸送ミッションが引き継がれます。HTV-XではISSだけでなく、月周辺に設置される月軌道ゲートウェイへの輸送ミッションも視野に入れて開発されています。
そして、HTV-Xの打ち上げは次世代ロケット「H3」によって実施されます。H3の初打ち上げは2020年度が予定されています。
Image: JAXA
Source: JAXA
文/塚本直樹