JAXAは11月11日、太平洋の南鳥島近海に着水した「小型回収カプセル」を無事に回収したことを発表しました。
「小型回収カプセル」は、国際宇宙ステーションでミッションを終え離脱前の「こうのとり7号機」に装着。「こうのとり7号機」の大気圏再突入前にカプセルは放出され、再突入後にパラシュートで降下した後、南鳥島近海で船舶にて午前7:06頃に回収されました。
回収された「小型回収カプセル」の実験サンプルは、航空機の輸送を経て、13日にJAXA 筑波宇宙センターに輸送される予定となっています。
また、11日午前6:40頃の再突入に関して「もしかしたら早朝の空にその姿を観測できるかもしれない」という件で編集部は待機。残念ながら、日の出から時間が経った明るい空だったこと、南天は厚い雲に覆われてしまったこともあり、その姿を肉眼や固定カメラでも捉えることはできませんでした。
しかし編集部を含め沢山の方々が、休日の早朝に「宇宙からの落下物を見てみたい」という貴重でワクワクする体験をできたかと思います。関係各所の皆様方、お疲れ様でした。
Image Credit:JAXA/sorae編集部
■「こうのとり」7号機(HTV7)ミッション
http://iss.jaxa.jp/htv/mission/htv-7/