
(引用元:ESA/Hubble)
おおいぬ座の方向約8.6光年先で輝くシリウスは、夜空で最も明るい恒星として知られています。肉眼では1つの星に見えますが、実際には質量が太陽の約2倍ある主星「シリウスA」と、その伴星である白色矮星「シリウスB」からなる連星系です。2つの星は約50年の周期で互いの周りを公転しています。

今回紹介するのは、ESA/Hubbleから2005年12月13日付で公開されている、シリウスBと地球の大きさを比較した想像図です。
シリウスBの直径は約1万2000kmで、地球の直径の約1万2742kmよりもやや小さいサイズです。ところが質量は太陽とほぼ同じ(太陽の約98%)で、その表面重力は地球の約35万倍にも達します。仮に地球上で体重68kgの人がシリウスBの表面に立てたとすると、約2400万kg相当になる計算です。
シリウスBの表面温度は約2万5000度で、太陽の表面(約6000度)よりもはるかに高温です。しかし表面積が極端に小さいため、シリウスAと比べると約1万倍も暗く、地上の望遠鏡ではシリウスAのまぶしい光に紛れてしまいます。1862年に望遠鏡で初めてその存在が確認されて以来、シリウスBの観測は天文学者にとって160年以上にわたる挑戦でした。そうしたなか、ハッブル宇宙望遠鏡が捉えた観測画像では、中央でまぶしく写るシリウスAの左下に、小さな光点として伴星シリウスBの姿を確認できます。

編集/sorae編集部
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参考文献・出典
- ESA/Hubble - Artist's impression of the sizes of Sirius B and the Earth(heic0516c)
- ESA/Hubble - Astronomers use Hubble to 'weigh' Dog Star's companion(heic0516)
























